2011年01月20日

[063]【イチ押し商品を超ピックアップ】(そのA)オールシャイン(2011/1/10号)

もう一度(何度でも!?)紹介したい人気商品を、「今月のイチ押し商品」としてピックアップするこの企画、今回はその第2弾として『オールシャイン』をご紹介します。
オールシャイン』はレジン・金属どちらにも使用できる最終仕上用のルージュ研磨剤です。
販売開始から5年が経過しましたが、今では歯科技工用研磨ツールでは弊社の主力製品として、おかげ様で数多くのお客様にご支持頂いている人気商品に成長させて頂きました。人気の理由は最終仕上用研磨剤として基本がしっかりしている事、すなわち、「使い勝手の良い固形油脂形状」「綺麗な鏡面が得られる」「価格が安い」という、ユーザーの多くが望む要望にしっかり応えた研磨剤だからです。
オールシャイン』は金属にもレジンにも対応する為に柔らかめの油分を主成分としており、少量でもしっかりバフ・ブラシに付着しますので使い勝手は良好です。また、この油分と組み合わされている砥粒は超微粉のアルミナを採用。油分との相性はバッチリで、非常に綺麗な光沢面を実現する高い研磨能力を発揮します。また、酸化クロムのような人体に影響を及ぼすような問題点も無く安全です。
1本あたりの標準定価(税別)は¥2,000。“450g”の大容量で皆さんの期待にお応えできる納得価格を実現しました。
さぁ、まだお使いでないお客様、ちょっとでも興味がございましたらこの機会にぜひお試し下さい。

オールシャイン
posted by ケンマ君 at 22:59| ケンマ君通信

2011年01月19日

[062]【研磨材屋のマニアな話E】回転数をコントロールする重要性(2010/12/10号)

今月号は久々の「研磨材屋のマニアな話」を一つご紹介させて頂きます。今回はハンドピースグラインダー(またはエンジン)と研磨ポイント・研磨ホイールの使用回転数に関するお話しです。
ハンドピースグラインダーに組み合わせて使用する研磨ポイント・研磨ホイールに「最高使用回転数」とか「使用回転数」といった表記が必ず被包部にされている事がご存知かと思います。弊社商品でも「ファイバーパッド」の場合=10,000RPM、「RAホイール」の場合=12,000RPMと定めさせて頂いております。
この「回転数」を定めている最大の理由はこれもご存知の通り“安全性”です。あまりにも高回転で無理に使用しますと、軸やマンドレルから砥石部が外れて飛んでいったり、砥石部の一部が割れたり欠けたり、軸部が折れたりする危険があるからです。
しかし、「回転数」を意味するものはこれだけでは無いのです。それは“耐久性”と“研磨能力”のバランスです。高回転で使用すると体感的に良く削れるイメージを持たれているかもいらっしゃるかと思いますが、実は研磨ポイント・研磨ホイールによって最大の“研磨能力”を発揮する回転数が違うのです。高回転過ぎるといたずらに研磨ポイント・研磨ホイールの磨耗を進めるだけです。目安と致しましてはやはりこの「最大使用回転数」。この「最大使用回転数」より若干低めの回転数ぐらいが、”研磨能力”を最も発揮しつつも研磨ポイント・研磨ホイールが磨耗しにくい上手な使い方と言えるでしょう。
但し、ハンドピースグラインダーはフットペダルで回転数調整を行ないますので、微妙な回転数調整は高度な技能が必要である事は御承知の事かと思います。まずはお持ちのハンドピースグラインダーの最高回転数がいくらなのかを把握されてから、「どのペダル開度で何回転なのか・・・」といった感じで、最適な回転数調整を行なう事を日常の研磨作業を通じて心掛けてみてはいかがでしょうか!!
posted by ケンマ君 at 22:15| ケンマ君通信