この厳しい暑さは人間にはキツイものなのですが、実は「エアーコンプレッサー」にもキツイんです。
この季節、ある日突然「エアーコンプレッサー」が動かなくなった、うんともすんとも言わない・・・なんて経験はございませんか? パッケージタイプや電子制御が入っている「エアーコンプッレッサー」には、過電流を検出すると運転を停止させる為の保護回路が内臓されているものが多く存在します。この保護回路は電気的なトラブル以外に下記の場合に作動する事もあります。
- 「エアーコンプレッサー」内部のピストンやスクロール等の摺動部の動きが悪い
- 周囲温度にも影響を受ける為、「エアーコンプレッサー」の雰囲気温度が高い
1.に関しての予防方法として、@吸気口(吸気フィルタ)・排気口(排気フィルタ)の清掃 Aコンプレッサーオイルの点検・補充 をこまめに行ない、摺動部になるべく抵抗を与えない環境作りに努める事が大事です。
2.関しての予防方法として、Bエアーコンプレッサーの周りにモノを置かない Cエアーコンプレッサーの置いてある部屋の換気をしっかり行なう といった、エアーコンプレッサーの設置環境をなるべく涼しくしてあげる事が重要です(エアコンがあればベストですが・・・)。
もし、突然全く動かなくなった場合は保護回路が作動している可能性がございます。その場合には一度主電源を切り、取扱説明書に従ってリセットボタンを押すなどの復旧措置を行なえば回復する場合が多くございます。
なるべく「エアーコンプレッサー」に優しく労わりながら、この厳しい夏を乗り切りましょう!!